ブロックテキストやインラインテキスト内で書ける関数のようなものを「コマンド」と呼んでいます。
SATySFiのコマンドの書き方はLaTeXのコマンドに比べて初見は難しいですが、慣れればとても単純です。
まず、引数は基本的に()
で括られ、最後に;
がつくと考えてください。
例えば、\cmd(1)(2.0)({テキスト});
や+cmd(1)(2.0)({テキスト});
のような形です。
しかし、インラインテキストやブロックテキスト、後程紹介するレコードやリストなど、既に「括弧のようなもの」で囲われている値も()
で括らなければならないのは不便です。
そこで、{}
, <>
, []
が最後に来るときのみ;
を省略することができるというルールが存在します。